「ニューヨーカーが愛する」、「NY在住」こういったワードだけでもカッコ良さや最新トレンド感を感じさせる街、ニューヨーク(NY)。
ただ実際ニューヨーカーがどういった暮らしをしていて、本当にイケてるのかなんて事は多くの人はご存知ないでしょう。
今回、Rarejob English Path様へ寄稿した記事をご紹介します。
www.rarejob.com
ニューヨーカーとはどんな人?
日本でもよく耳にするワード「ニューヨーカー」。あなたはどういった人をイメージしますか?
ゴシップガールのブレアの様なアッパー・イーストのセレブ住民?個性豊かな街ブルックリンに住む貧しくも有望な若手アーティスト?はたまた金融街ウォールストリートに生き、マンハッタンの高層マンションに住むエリート白人?
NY在住者全般なのか、特定の世界で生きる人を指すのかは個人によってイメージが異なるでしょう。
ただ人種のるつぼアメリカにおいても特に、世界中から様々なバックグラウンドを持つ人々が集まる街こそがNYなのです。
マンハッタン内には「チャイナタウン」「リトルイタリー」「ハーレム」など特定の人種や彼らの文化要素が色濃い街が数多くあります。
また一歩マンハッタンを離れ、クイーンズ地区に行くとそこにはインド人やラテンアメリカ出身者が多く住んでいます。
つまり、住むという意味で"ニューヨーカー"を見たならば、あらゆるバックグラウンドを受け入れダイバーシティーを愛する人々といえます。
受容性が育むトレンドの泉
アート、ファッション、ミュージック、フード、あらゆるジャンルのトレンドがここNYから常に発信されています。
その要因の一つこそが、多様な文化を受け入れる"ニューヨーカー"が住んでいること。
NYでは日本の繊細で深みのある文化が特にアートの領域で古くから愛されてきました。葛飾北斎[Katsushika Hokusai]などはもちろん、現代では村上隆氏[Takashi Murakami]の作品がMoMAで大きく展示されています。
www.moma.org
日本食文化も21世紀に入ってから徐々に世界で浸透し始め、ここNYでも一風堂[Ippudo]が08年にNY第一号店をオープンして以降、ラーメンブームが到来。
今では「BASSANOVA」「HIDE-CHAN RAMEN」など数多くの日本ラーメン店がしのぎを削っています。
www.ippudony.com
参照元:Save Artisans - Bring Real Kimono to New York Fashion Week
www.kickstarter.com
また独自の文化を形成するNYファッション界においても、ユニクロ[UNIQLO]が歌舞伎やハイエンドブランドと常に攻めのコラボを実施して存在感を大きくしています。
また先日の2016-17 FW NY COLLECTIONでは、Kickstarterでの"ホンモノの着物"をNY Fashion Weekに持って行こうというプロジェクト「Bring Real Kimono to New York Fashion Week」が実現され、圧巻の着物ランウェイが世界を驚かせました。
この様にNYではますます様々な領域の日本文化が広まりつつあります。