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アメリカで最も面白い男、クリス・ロックがアカデミー授賞式で放った最高のジョーク

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参照元 : tv.com

第88回アカデミー賞授賞式の司会を務めたクリス・ロック

かつてエディー・マーフィーにナイトクラブで才能を見抜かれ、彼の代表作「ビバリーヒルズコップ2」に大抜擢された事でエンタメ業界において飛躍してきた彼。

いまや俳優、プロデューサー、映画監督業もこなしています。

黒人コメディアンとして歯に衣着せぬ物言いが時には過激で物議を呼ぶものの、その痛快なジョークが数々の笑いを起こしてきました。

米大手メディアTime誌やその他大衆紙でも"The Funniest Man in America(アメリカで最も面白い男)"と評されたこの男。


白人のみがノミネートされた事で人種差別論争が巻き起こる今回の第88回アカデミー賞授賞式の司会としてどの様な笑いを起こすのでしょう?


「いまアカデミー賞、またの名を"白人が選ぶ賞"にきてます。もし彼らが司会も選んでたら、俺はこの仕事すらゲットできてなかったね!」

今回黒人俳優が一切ノミネートされなかった中での司会抜擢に、周囲からは同じ黒人として"断るべきだ"と散々言われたという彼ならではのジョーク。


司会の冒頭から痛快なブラックユーモアで今回の論争に触れ、早速この論争でもやもやが残る観客や世界中の視聴者の緊張感を解き放ちました。

「なぜ"今回"黒人がノミネートされてなくて抗議してるの?少なくとも過去71回も同じ事あったでしょ?あ、でも60年代はリアルに抗議してて賞どころじゃなかったね。」

彼だから放てるセンシティブな歴史に触れての超ブラックジョーク。


過去に何度も黒人がノミネートされなかった事実と共に、60年代アメリカ国内でシビアな黒人差別に対して反人種差別運動が盛んだった事を挙げ、今回の異様なまでの論争拡大を揶揄。

「演技は陸上競技じゃないんだから男女で分ける意味ってあるの?デニーロが、"メリル・ストリートがついてこれる様に演技を緩めなければいけなかった"なんて言った事ないでしょ?」

彼個人としての想いが込もったこちらの発言。この一節前に「黒人を毎年ノミネートしたいなら"黒人カテゴリー"を作ればいい」と皮肉っている事にも注目。


黒人がどうとかではなく、そもそも演技において男女別の賞を設ける意味があるのかと疑問を呈しました。



過去87回の歴史を誇る賞だからといって恐れず新たな提言をした彼の芯の強さが伺える。名優達が肩を並べる観客席にも笑いが絶えなかったが、きっと考えさせられたに違いないでしょう。


彼は、ハリウッドには確かに人種差別が少なからず存在すると断言した上で、最後に黒人がどうとかいう訳ではないが少なくとも平等の機会を与えて欲しいと訴えました。



ユーモアで笑いを起こしつつも核心を捉えた彼のトークをぜひ聞いてみてはいかがでしょう?